会議・録音

Macで会議や講義を録音する方法

MacBookはもうテーブルの上で開いていて、始まるまであと10分。新しいアプリを入れるより、Macに最初から入っているもので録音したい。そんなときのための、Macで会議や講義を録音する方法です。

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ボイスメモ00:24

「レビューは金曜に移しましょう…」

言葉を、すぐ使える形に。コピーして、確かめて、ノートに。
録音から、使える言葉へ
要点

ボイスメモを開いて「録音」ボタンをクリックし、終わったら「完了」をクリックします。名前と保存先を自分で決めたいなら、QuickTime Playerで「ファイル」>「新規オーディオ収録」を選び、最後に「ファイル」>「保存」を選びます。その前に「システム設定」>「サウンド」>「入力」を開き、誰かが話すと入力レベルのメーターが動くことを確かめます。MacBookのふたは開けたままにします。Appleシリコン搭載とT2搭載のモデルでは、閉じるとマイクがオフになります。ここで紹介するアプリはどれもマイクで録音するので、ヘッドフォンで聞いているZoomやTeamsの通話(Macの内部音声)は録音されません。

01

ボイスメモもQuickTime Playerも、マイクで録音する

ボイスメモとQuickTime Playerは、どちらもmacOSに入っていて、どちらも普通の音声を録音します。すぐに始められるのはボイスメモです。QuickTimeは手順が1つ多い分、収録ウインドウのポップアップボタンでマイクと品質を選べ、保存するときにフォルダも選べます。

操作ボイスメモQuickTime Player
開始「録音」ボタンをクリック「ファイル」>「新規オーディオ収録」、次に「収録を開始」ボタン
一時停止「一時停止」、続けるときは「再開」Optionキーを押したまま「収録を開始」ボタンをクリック。もう一度クリックすると再開
終了「完了」をクリック「収録を停止」ボタン、次に「ファイル」>「保存」
名前「新規録音」。「位置情報を録音名に使用」がオンなら、位置情報の名前保存するときに入力した名前
ファイルアプリの中に保存。ファイルにするには、Finderウインドウにドラッグ選んだフォルダに保存

最後の行は、あとで効いてきます。ボイスメモは録音を独自のリストに保存するので、移動したり添付したりできるファイルにするには、Finderウインドウにドラッグします。iPhoneで録音したものがこのリストに表示されない場合は、iPhoneとMacのボイスメモの同期チェックを順に確認しましょう。

QuickTimeの品質の設定は2つです。「高」は44100 Hz AACオーディオ、「最高」はAIFF-Cファイルに入った非圧縮の24ビット・リニアPCMです。Appleは、「最高」では大量の記憶領域を使用する可能性があると注意しています。計算すると、毎秒44,100サンプル×3バイトで、1チャンネルあたり毎秒132,300バイト。モノラルで1時間に約476MB、ステレオならその2倍です。話し声の録音なら、「高」のままにしておきましょう。

02

誰かが話し始める前に、入力レベルを確かめる

  1. アップルメニュー>「システム設定」と選択し、サイドバーで「サウンド」をクリックします。下にスクロールする必要がある場合があります。
  2. 「入力」で、サウンド入力デバイスのリストから、使うマイクを選択します。
  3. Macからいちばん遠い人に、ふだんの声の大きさで話してもらい、入力レベルのメーターを見ます。ほとんど動かなければ、「入力音量」を上げます。言葉のたびに振り切れるなら、下げます。
  4. 実際に使うアプリで、Macを置く位置から20秒のテスト録音をし、ヘッドフォンで聞き返します。
Macで
  1. システム設定
  2. サウンド
  3. 入力
入力レベルいちばん遠い席の人が話しているときに、メーターが動くか確かめます
Macの「サウンド」設定。「入力」でマイクを選び、誰かが話しているときにレベルが動くか確かめます。

QuickTimeの収録ウインドウには、同じものに見える音量コントロールがあります。でも、別物です。Appleの説明では、これは収録中の音を聞くためのコントロールで、変わるのは収録中に自分の耳に届く音です。マイクが録音する音の大きさは、「サウンド」設定の「入力音量」で決まります。また、Macのスピーカーで音を聞いているとハウリングが起きることがあり、Appleはその場合、音量を下げるか、ヘッドフォンを使うよう勧めています。

03

チェックリストで確認:ふたは開けたまま、電源につなぎ、スリープさせない

このチェックリストは、ノートパソコンでの録音が失敗する3つのパターンをもとに作っています。入力の選び間違い、誰かが閉じてしまうふた、40分目でスリープするMacです。コピーするか、テキストファイルをダウンロードして、アジェンダや授業のノートと一緒に置いておきましょう。

Macで録音するときのチェックリスト
Macで録音する前のチェック

前日
[ ] この場の録音のルールを確認する:授業の方針、会議の案内、または主催者への問い合わせ。
[ ] アプリを決める。手早さならボイスメモ。保存先と品質を選ぶならQuickTime Player(「ファイル」>「新規オーディオ収録」)。
[ ] QuickTimeを「最高」で使う? モノラル1時間あたり約476MBの空き容量を、先に確保する。

10分前
[ ] 電源アダプタをつなぐ。
[ ] ふたは開けたまま、閉じない。Appleシリコン搭載とT2搭載のMacBookは、ふたを閉じるとマイクがオフになる。
[ ] MacBook:「システム設定」>「バッテリー」>「オプション」>「電源アダプタ使用時はディスプレイがオフのときに自動でスリープさせない」をオン。デスクトップのMac:「システム設定」>「エネルギー」。
[ ] 「システム設定」>「サウンド」>「入力」:使うマイクが選択されている。
[ ] いちばん遠い人に話してもらう。入力レベルのメーターが言葉ごとに動き、上限に張りついていない。
[ ] 通知音をオフにする。
[ ] この位置から20秒のテスト録音をして、ヘッドフォンで聞き返す。

始めるとき
[ ] 声に出して伝える:「ノート用に、この場をMacで録音します。録音してほしくない方は、今おっしゃってください」
[ ] 2秒待つ。誰も反対しなければ始める。
[ ] 最初の1分が過ぎたら、タイマーが進んでいるかを確認する。
[ ] メモは別のデバイスで取る。キーの音は録音に大きく入る。

止めたら
[ ] ボイスメモ:「完了」を押し、名前を変える。QuickTime:「ファイル」>「保存」。
[ ] 名前は、日付、授業名または取引先、テーマの順に。例:2026-09-25 細胞生物学 膜輸送
[ ] スリープの設定を変えた場合は、元に戻す。
テキストファイルをダウンロード

録音の聞こえ方は、ほとんど距離で決まります。ノートパソコンのマイクは、いちばん近くの人の声を拾います。そのため、Macは、発言がいちばん多いテーブルの端に置くか、全員が同じくらい話すなら真ん中に置きます。講義では、教室の許す範囲で、話す人のできるだけ近くに座りましょう。録音しているMacでタイピングすると、キーを打つ音がすべて録音に入ります。メモは別のデバイスで取るか、外部マイクをつないで、声のするところに置きます。

ふたは開けたままにします。Appleのプラットフォームセキュリティガイドによると、Appleシリコン搭載のMacノートブックと、Apple T2セキュリティチップ搭載のIntelモデルには、ふたが閉じられるたびにマイクをオフにするハードウェア切断機能があります。外部ディスプレイにつないで、閉じたMacBookをスリープさせずに使っている場合も同じです。ふたを閉じて使う机の環境では、外部マイクが必要です。

長い録音では、電源につなぎましょう。MacBookでは、「システム設定」>「バッテリー」>「オプション」で「電源アダプタ使用時はディスプレイがオフのときに自動でスリープさせない」をオンにします。デスクトップのMacでは、「エネルギー」に「ディスプレイがオフのときに自動でスリープさせない」があります。ディスプレイがオフになるまでの時間は「ロック画面」の設定で決まり、長めにしておけばタイマーが見えたままになります。Appleは、スリープを防止すると電力消費が増える可能性があるとしているので、終わったら元に戻しましょう。

04

ボタンを押す前に、録音することを伝える

会話の録音についてのルールは地域ごとに決まっていて、一律ではありません。参加者の1人が知っていればよい場所もあれば、その場の全員が知っている必要がある場所もあります。さらに、勤務先や大学が、より厳しい独自のルールを設けていることもあります。どれが当てはまるかは、自分とほかの人がどこにいるかによります。これは実務上の注意であり、法的な助言ではありません。

たいていの場では、実務的な対応で足ります。大事な話が始まる前に、ひとことで伝え、反対の声が出せるだけの間を置きます。誰かが反対したら、録音しません。遅れて来た人にも繰り返し、伝えた時刻を書き留めておきます。

講義には、もう1つ確認することがあります。授業によっては、個人の学習のための録音は認めていても、ファイルを人に渡すことは禁じている場合があります。方針で両方を確認し、何も書かれていなければ、講師に聞きましょう。音声をクラウドの文字起こしサービスで処理するなら、そのことも併せて聞きます。

05

ノートがほしいなら、Mac版Phraseで録音する

macOS 15以降がインストールされた、Appleシリコン搭載のMacなら、ボイスメモはMacでも、録音中や録音後に文字起こしを表示できます。ただしAppleは、オーディオの文字起こしは国や地域によっては利用できないとしています。どちらのアプリも、録音をノートにはしません。ノートにすることが目的なら、代わりにPhraseで録音しましょう。

Mac版Phrase。ノートのライブラリの横に、写真、要約、フロー図、損益分岐点の数式が入ったカフェ開業計画のノート。
Mac版Phrase。録音はライブラリのノートになります。ProでiCloud同期をオンにしていれば、iPhoneで作ったノートと並びます。

Mac版Phraseでは、⇧⌘Rで、Macのマイクから録音を始められます。Phraseは録音中、Macをスリープさせず、経過時間をDockのアイコンに表示します。ただし、ふたを閉じるとMacはスリープします。録音を止めると、音声はクラウドで処理され、タイトル、要約、話者ごとに分かれてタイムスタンプのついた文字起こしがそろったノートになります。タイムスタンプをクリックすると、その場面から再生されます。⇧⌘Mで、ノートの横に文字起こしを表示できます。

以前の録音は、⇧⌘Iで読み込むか、DockのPhraseのアイコンにファイルをドロップします。処理にはインターネットへの接続が必要で、ノートは処理が終わってから表示されます。アップロードに失敗しても、書きかけのノートが残ることはありません。Mac版PhraseにはmacOS 26以降が必要です。Proなら、ノートはご自身のiCloudを通じてiPhoneやiPadと同期され、1つのサブスクリプションで3つすべてに対応します。

このページのどのアプリにも、Phraseも含めて、共通の制限が1つあります。どれもマイクで録音するということです。ヘッドフォンで聞いているZoomやTeamsの通話の相手の声(Macの内部音声)は、マイクには届きません。Phraseでは、スピーカーから流しても解決になりません。Mac自体のスピーカーから出た音を、エコーとして取り除くことがあるからです。macOS 27以降で、ほかのアプリの音を録る標準の方法は、画面収録です。⇧⌘5を押し、「オプション」をクリックして、「システムオーディオを含める」を選択します。収録されるのはビデオで、デフォルトではデスクトップに保存されます。通話の参加者全員が入るので、先に全員の了承を得ましょう。

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Macで録音する前によくある質問

MacBookで講義を録音するには? まず、授業の録音についての方針を確認します。教室では講師の近くに座り、電源につなぎ、ふたを開けたままにして、自分の席から20秒のテスト録音をします。講義が始まる前にボイスメモで録音を始め、キーボードの音が入らないよう、メモは別のデバイスで取ります。

MacBookのふたを閉じたまま録音できる? 内蔵マイクではできません。Appleシリコン搭載やT2チップ搭載のMacノートブックでは、外部ディスプレイにつないでMacがスリープしていなくても、ふたを閉じるたびにハードウェアの切断機能がマイクをオフにします。ふたを閉じて使う机の環境では、外部マイクかヘッドセットが必要です。

Macのボイスメモはどこに保存される? ボイスメモアプリの中の、独自のリストに保存されます。移動したり添付したりできるファイルにするには、そのリストから録音をFinderウインドウにドラッグします。同じ録音は、同じApple Accountにサインインしているほかのデバイスでも再生できます。

MacBook Airで会議を録音するには? ほかのMacと同じです。ボイスメモを開き、発言がいちばん多いところにMacBookを置き、電源につないで、始める前に録音することを伝えます。ふたは最後まで開けたままにします。Appleシリコン搭載のMacBook Airでは、ふたを閉じるとマイクがオフになります。

出典と編集上の注記

出典は2026年9月25日に確認しました。Appleの機能の手順は、下にリンクしたAppleの最新のドキュメントに沿っています。条件はiOSのリリースごとに変わります。

Phraseの開発元であるEversightが公開しています。編集方針・修正を提案する